テコパ泥温泉, カリフォルニア州

どこに温泉があるんだ…?

砂漠をさまよっていた私の前を、バスローブを着たオジサンが横切りました。

いざ、尾行開始!

古代湖の底で

テコパは温泉街ですが、町全体が携帯圏外。

泥温泉の正確な位置をうっかり調べずに町まで来てしまい、それらしい場所を勘で探していると、ヒッピー風のオジサンを発見。

Entrance

砂漠に…バスローブ!?

温泉に向かっているに違いありません、ということで尾行。

Trail

乾ききったテコパの大地は、約1万年前まで古代湖の底にあったとそうです。

その名残が、非常にもろい土壌。

Fragile Ground 1

植生を拒む荒涼とした風景の中で、温泉が自噴する周辺だけにヨシが生えています。

完全な静寂

舗装路から徒歩わずか数分で、沼へたどりつきました。

From West

スタート地点が分かりづらいだけで、アクセス容易な野湯だと思います。

Fragile Ground 2

周辺の土壌には温泉成分が析出して、毒々しい色を見せています。

From North West

細長い形状をした沼は、手前側がぬるく32℃程度。

奥へ進むにつれてどんどん泉温が上がっていきます。

Signboard 1

看板がありますね。

Signboard 2

この湿地帯にはアマルゴーサ・ハタネズミという絶滅危惧種が住んでいるようです。

Muddy Water 1

世界でもテコパの温泉周辺にしか生息していないとの説明ですが、それって正にここですやん…

Muddy Water 2

ちなみにアマルゴーサとはスペイン語の「アマルゴ=苦い」に由来する地名で、アマルゴーサ川という涸れ川がデスバレー方面へ流れています(大雨の後のみ)。

From North East

湯は濁っていますが、温泉成分のためというより、古代湖の湖底に堆積した微細な泥が舞っているようです。

Bubbling

一番奥まで来ると、湯溜まりの底から断続的に泡が発生しています。

この辺りに源泉が集中しているのが見て取れます。

44 Degrees F

温度を計測してみると44℃。

浸かるには熱すぎるぐらいの湯加減です。

From East

この湿地帯は希少動物が住んでいるだけでなく、過酷な自然を生き抜く生物たちの宝庫です。

厄介なダニに刺される被害が、数件報告されています。

From South

水際を入念に調べて入るべきかどうか迷っていましたが、その横で例のヒッピーが全裸で泳いでいます。

何だか馬鹿らしくなってきたので、ハタネズミを驚かせないようにチャポンと浸かりました。

Pipe

最も深い地点で1メートルほど。

底はフワフワの泥ですが接地感があり、底なし沼のような恐ろしさはありません。

Soaking

仄かな硫化水素臭を伴う、熱めの良い湯です。

先客が去ると、いよいよ砂漠の沼で独りになりました。

自分の心臓の鼓動すら聞こえる、完全な静寂に包まれます。

Tecopa Mud Baths, テコパ, カリフォルニア州, アメリカ
私の好み[2/5]
日帰り入浴
宿泊不可
公式サイトなし

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Ken Springfield