ニューメキシコ州

サンフランシスコ・ホットスプリングス - アメリカの温泉

サンフランシスコといっても、ゴールデン・ゲート・ブリッジなどで有名な大都市のことではありません。

ニューメキシコ州のサンフランシスコ温泉は、日帰りのハイキングにうってつけの野湯です。

入門編の野湯

ヒラ国立森林公園は、アメリカ合衆国本土で6番目に大きな国立森林公園で、ヒラ川と、その上流部で最大の支流であるサンフランシスコ川の流域が含まれます。

ヒラ川沿いのワイルドウッド・リトリート温泉から、今回訪れるサンフランシスコ川の温泉付近まで、車で2時間半もかかるほど離れています。

Public Restroom

広大な森林公園内に点在する野湯のいくつかは、ジョーダン温泉のように日帰り困難な山中にあったり、ターキー・クリーク温泉のように登山道が消失していたり、難易度が高いのが特徴です。

しかし、サンフランシスコ温泉へは片道2km強のハイキングで到達することができ、入門編の野湯といえます。

状態の良いダート道を車で800mほど進入すると、立派なトイレと掲示板が現れ、ここがハイキングのスタート地点。

Trailhead

掲示板によれば、ガラガラヘビの生息域であることに注意が必要で、そして入浴中の水着着用が定められています。

低木がまばらに生える原野を進むと、サンフランシスコ川の渓谷を見下ろす地点にやってきます。

Trail to Canyon

これより先は日帰り専用エリアで、野営は禁止されています。

青々した樹木が目立つ氾濫原を目指して、斜面を下ります。

San Francisco River

傾斜は急ですが、ジグザグに分かりやすく登山道が設けられ、景色を楽しみながら徐々に高度を下げていきます。

一か所だけ、サンフランシスコ川を歩いて渡る必要があります。

Cross the River

普段はひざ丈もないほどの深さなので問題ありませんが、前日に雨が降ったりして水位が上がっている場合は、潔くあきらめましょう。

シャベル持参がおすすめ

Algae

対岸へ渡ると、土手の下に水たまりがあり、特徴的な色の藻が繁殖しています。

水温は36℃程度で、温泉であることは疑いようもありませんが、清潔感に欠け、ここでの入浴ははばられます。

Three Pools

上流側に少し歩くと、更に三つのプールが見つかります。

なお、大雨のたびにサンフランシスコ川の水面下に沈む氾濫原に位置するため、温泉の状態は常に変化します。

Small Pool

シャベルを持参して、自分好みの露天風呂を作り上げるぐらいの意気込みで訪れた方がよいでしょう。

あるぱか
気合い入りすぎじゃない…?
人生は気合いだよ。
かぴばら

三つのプールは、湧出量が比較的多いことから、藻の繁殖が見られません。

Middle Pool

これだけ川面の近くにありながら、川の水の直接の混入はなく、足元湧出の温泉を楽しめます。

深さが足りず、シャベルで掘り進めば改善できそうですが、寝そべらないと全身を浸けることができません。

Largest Pool1

無味無臭、特徴に乏しい泉質で、泉温は40℃弱のぬるめ。

入浴環境がもう少し快適であれば良かったのですが、DIY(Do It Yourself)が当たり前のアメリカでは、「そう思うなら自分で掘れ」ということなのでしょう。

Largest Pool2

トイレまで設置してハイキングコースをよく整備している割に、温泉があまりにも原始的で、その落差には驚かされます。

しかし、北米の温泉ファン(ナチュラル・ソーカー)の多くが、入浴行為そのものよりむしろ、温泉に到達するまでの自然環境や、いかに自然に湧出したままの温泉であるかを重視していることを思えば、何も不思議なことはないのです。

まとめ

San Francisco Hot Springs, ヒラ国立森林公園, ニューメキシコ州, アメリカ

私の好み:

ココがポイント

浅ければ、掘ればいいよ。

  • 日帰り入浴: 可
  • 宿泊: 不可

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