パナカ温泉, ネバダ州

温泉を追い求め、たどり着いたのは田舎町のため池。

思いのほか澄み切ったぬる湯で、夏場に泳ぐ分には絶好のロケーションでしょう。

ネバダ州カリエンテ

ネバダ州のユタ州との州境付近に位置する市、カリエンテはスペイン語で「熱い」を意味します。

その名から推測できるとおり、温泉が湧く一帯です。

Caliente, Nevada

Photo by Jasperdo – Mexico – Caliente, Nevada (2015) / CC BY-NC-ND 2.0

末日聖徒イエス・キリスト教会(モルモン教)の開拓地であった当地は、ユニオン・パシフィック鉄道沿いの温泉街として栄えました。

1923年に建設された駅舎が、博物館として現存しています(旅客取扱は1993年で廃止)。

パナカ・ウォーム・スプリングス

カリエンテから20分ほど北東に車を走らせると、パナカという田舎町があります。

1864年、モルモン教徒が現在のネバダ州内に最初のコロニーを作った場所です。

Marsh 1

敬虔な信者が今も多い地域で、ネバダ州ではたった二つのカジノ禁止の自治体の一つであり、かつ唯一のドライ・カウンティです。

つまり、酒類の販売が認可されていません。

Marsh 3

この町の裏手に、用水池のような場所があります。

これが、本日入浴する温泉なのです。

Marsh 2

池の片方は低山に面していて、ヨシのような水草が茂っています。

その反対側は、コンクリート製の小さなダムでせき止められています。

Dammed

本当に入っていいかどうか怪しまれる光景です。

水着着用に関するルールは存在しません。

ただ、厳格なモルモン教徒とのトラブルを避けるため、水着があった方が無難でしょう。

Crystal Clear 1

近付いてみると、思いのほか水が透き通っています。

泉温は年間を通じて29℃程度の、ぬる湯。

Crystal Clear 2

この池はパナカ町によって管理され、年に一度、初夏に『池の水ぜんぶ抜く』が行われます。

これによって藻の繁殖が抑制され、水質が保たれています。

Crystal Clear 3

最も深いのはダムの近辺で、底に足が届きません。

湧出点は山側の浅い地点に多く、プクプクと気泡が上がっています。

Low Mountains

臭いは無臭か、あえて言うなら池の水の臭いで、温泉らしさは皆無。

その泉温だけが、れっきとした温泉であることを証明しています。

Panaca Warm Springs, パナカ, ネバダ州, アメリカ
私の好み [1/5]
日帰り入浴
宿泊 不可
公式サイト なし

そういえば…

カリエンテに戻れば、温泉らしい温泉に浸かることができます。

Caliente Hot Springs Motel and Spa

カリエンテ・ホットスプリングス・モーテル・アンド・スパ, カリエンテ, ネバダ州, アメリカ

この鄙びたモーテルでは、無味無臭の40℃の源泉を使用しています。

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Ken Springfield