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雌阿寒温泉 野中温泉本館 - 北海道の温泉

強烈なアブラ臭と硫化水素臭を放つ湯は、野中温泉の元経営者である世界最高齢の男性、野中正造さんの長寿の秘訣かもしれません。

一方で、使い方を誤れば重大な硫化水素中毒を引き起こしてきた危険な側面もあり、温泉の奥深さを思い知らされます。

訃報

野中正造さんは2019年1月20日に亡くなられました。

激安の日帰り入浴施設

2011年まで「野中温泉ユースホステル」として宿泊客を迎え入れてきた野中温泉本館は、日帰り入浴専用の施設として営業しています。

この温泉地で宿泊したい方は、すぐ隣の民営国民宿舎「山の宿 野中温泉」を予約してください。

そこでも良質の温泉を楽しむことができますが、本館の湯はもっと強烈。

Exterior

古い建物を残しながら、入口はログハウス調にリノベーションされています。

入浴料金はわずか200円です。

山の宿が露天風呂付きで日帰り入浴料金が350円。

内風呂だけの本館を差別化する必要があったにせよ、こんなに安くて大丈夫?

Entrance

脱衣所へ向かうと、硫化水素中毒の危険があるので長湯は避けるように張り紙されています。

硫化水素の恐怖と恩恵

山の宿とは反対隣にあった温泉宿「オンネトー温泉 景福」では、2014年に入浴中の男性が意識不明の重体となったことで、閉業に至りました。

Caution

それ以前にも同じ浴槽で2名が溺死および心疾患で死亡しており、実は硫化水素中毒による致死であったという見方が濃厚です。

そのため、温泉経営者は浴室の換気に十分注意する必要があります。

入浴者も、長湯を避けてこちらのロビーで小まめに休憩するなど、自己防衛を心がけてください。

Lounge

もっとも、本館の内風呂は窓が大きく開放され、浴室の構造も自然換気がしっかりなされるよう工夫されています。

過度に心配する必要はないでしょう。

Panorama

神秘的なエメラルドグリーンの源泉が総木造りの浴槽に勢いよく注がれ、湯尻から豪快に排出されています。

強烈なアブラ臭と硫化水素臭が鼻孔をくすぐります。

Washbowl

銭湯に欠かすことのできないケロリンおけと、角材でできた腰かけ以外には、カランもシャワーもありません。

かけ湯、上がり湯には、湯口の右側にかけ流されている、ぬるめの湯を使うのがよいでしょう。

Two Outlets

浴槽に注がれる源泉の泉温は44℃弱。

真夏でなければ心地よく入浴できる温度です。

Water Outlet

含有成分は大きな湯の花の塊を形成して底部に沈殿して、湯の透明度が保たれています。

かぴばら
溶き卵みたいだよ(興奮)。
食べれば…?
あるぱか

Deposits

野中温泉の二代目として旅館を守ってきた野中正造さんは、2018年現在、存命人物のうち世界最高齢男性(113歳)としてギネス世界記録に認定されています。

その長寿の秘訣が温泉であったことは、疑いようもありません。

Ceiling

温泉は使い方によって、毒にも薬にもなり得ることを意味しています。

まとめ

野中温泉本館, 雌阿寒(めあかん)温泉, 足寄町, 北海道

私の好み:

  • 種類:
    日帰り
  • ルール:
    男女別
  • 消毒:
    無し
  • 泉温:
    43.8℃(湧出点)

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