虎杖浜温泉 民宿500マイル

増加の一途をたどる訪日観光客ですが、各種調査によればアジア圏の国・地域で一番人気の都道府県は北海道だそうです。

特に、新千歳空港に近い登別・洞爺湖温泉への人気集中が顕著ですが、それらより空港に近い虎杖浜(こじょうはま)温泉は静けさを保っています。

虎杖浜温泉

多くの訪日観光客を乗せた観光バスが通過する虎杖浜温泉は、新千歳空港から40分の好立地に位置していますが、寂れた風景を見せています。

この温泉地の歴史は比較的浅く、1964年に虎杖浜臨海温泉の名称で掘削された源泉を皮切りに、町内のあちこちでボーリングが行われ、特に温泉付き住宅地の開発が盛んに行われました。

乱掘が相次いだことから湧出量が不足し、行政指導により新規掘削が禁止されて開発ブームは収束、現在では老朽化が進んでいます。

Exterior

コストパフォーマンス抜群の毛ガニ料理で知られる民宿500マイルは例外的に、予約を取るのが難しいほどの人気宿です。

いかにも民宿といった素朴な風情の客室は六畳一間で、バス・トイレは共同。

Bedroom

全室オーシャンビューで、荒々しい波が間近の岸壁に打ち寄せます。

食事は部屋食です。

From the Window

最も高価な毛ガニ付きのコースでも1泊2食で8,900円。

このロケーションで料理の充実ぶりを考えれば、破格の料金設定といえます。

Hair Crab

三つの貸切風呂

浴室は全部で三つありますが男女別になっておらず、全て予約不要の貸切風呂です。

入浴時には内側からカギをかけてください。

Seashore

虎杖浜温泉の泉質は近隣の登別温泉のような強烈な自己主張がなく、薄い塩味を帯びているぐらいで柔らかいフィーリングが心地良く感じられます。

こちらは大きい方の内風呂です。

Medium Tub

後述の半露天風呂よりオーシャンビューを堪能できるのが、実はこの内風呂。

水面とほぼ同じ高さに窓枠があり、見晴らしが特に優れています。

Window in Front of Medium Tub

虎杖浜温泉の繊細な泉質を楽しむなら、小さい方の内風呂がおすすめです。

三つの浴室の湯使いは全て源泉かけ流しですが、二人入ればいっぱいの小さな浴槽のため、湯の鮮度の高さが際立っています。

Small Tub

最後の浴室は、屋根の下にあるものの太平洋に面して大きく開けた半露天風呂です。

草花が生い茂る中に、ブイがさながらオブジェの如く配置されています。

Large Tub

ぬるめの湯加減で長湯できますが、写真で見るほど眺望が良いわけではありません。

浴槽に身体を沈めた状態ではほとんど何も見えません。

でも、それが一体何だというのでしょう。

Landscape

インバウンド観光の雑踏とは無縁の静けさの虎杖浜に、ただ波音が響きます。

民宿500マイル, 虎杖浜温泉, 白老町, 北海道
評価[4/5]
日帰り入浴可 (要予約)
宿泊
公式サイトあり

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Ken Springfield