ボキラス(ラングフォード)温泉, テキサス州

トランプ大統領の公約でにわかに注目を集めているアメリカ合衆国―メキシコの国境。

そんな今最もホットな国境線スレスレの温泉に浸かったとき、その浴槽から一体何を目撃するのでしょうか?

ビッグベンド国立公園

テキサス州西部に位置するビッグベンド国立公園は、アメリカ本土48州の国立公園のうち最も面積が広く、かつ最も訪れる人の少ない場所の一つです。

Santa Elena Canyon, Big Bend National Park (Explored)

Photo by Robert Hensley – Santa Elena Canyon, Big Bend National Park (Explored) (2012) / CC BY-NC-ND 2.0

手つかずの自然が残されている代償としてアクセスが非常に悪く、エルパソから車で5時間、サンアントニオから6時間と、どの都市からも離れています。

ボキラス(ラングフォード)温泉

1909年、この雄大な自然を舞台に、温泉を中心とした一大リゾートを建設した男がいました。

その名はJ.O. ラングフォード。

マラリア治療の効能を求めて多くの旅行者が彼のリゾートを訪れましたが、盗賊の襲撃が相次ぎ、結局誰一人として残ることはありませんでした。

Ruin2

廃墟には今なお温泉が自噴し続け、広大な国立公園の目玉の一つになっています。

Cliff

崖沿いの山道を歩き進めるとリオ・グランデ川が徐々に近づいて、せせらぎが聞こえ始めます。

人口希薄地にあって、少なくない数の旅行者がこの小さな温泉を目指して集まっていることは驚きです。

Open-air bath

入浴料は公園の入園料20ドル/車以外に不要で、水着着用必須です。

かつて存在した浴場の上部が崩壊して、野湯になっています。

泉温は40℃程度で、特徴のある泉質ではありません。

The Rio Grande

浴槽の底に湧出口があって自噴しており、湯の投入量はまずまずといったところ。

メンテナンスはほとんどされていないようで、湯の中で身体を動かすたびに底から細かい泥が舞い上がってしまうので注意して入浴してください。

さて、肝心の国境はどこでしょうか?

Infinity Pool

実は、川の対岸がもうメキシコの領土なのです。

リオ・グランデ川は流れがやや急とはいえ、その気になれば徒歩で行き来できてしまう小川です。

国境線を間近に望む温泉に浸かった時、目の前にはただただ小川が流れていたのでした。

Boquillas (Langford) Hot Springs, ビッグベンド国立公園, テキサス州, アメリカ
私の好み [2/5]
日帰り入浴
宿泊 不可
公式サイト なし

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Ken Springfield