ラ・グロリア・トラントンゴ温泉, メキシコ

露天風呂と屋外プールの違いは何でしょうか?

温度、深さ、水着の要否、遊泳可能か否か、さまざまな要素がありますが、どれも日本人の考える露天風呂をずばり定義しているとは思えません。

メキシコの「露天風呂」に浸かったとき、私はその本質を理解したような気がしました。

ケレタロ

近辺に点在するコロニアル都市同様、旧市街が世界遺産に登録されているケレタロ。

Queretaro Aqueduct

Photo by Christopher Rose – Queretaro Aqueduct (2013) / CC BY-NC 2.0

スペイン植民地時代に建設された優美な水道橋は、この街のシンボルとなっています。

ラ・グロリア・トラントンゴ温泉

ケレタロから車で約3時間。

神秘的な温泉滝や、温泉の流れる川が圧巻のテーマパーク、グルータス・トラントンゴ温泉から徒歩でつり橋を渡ります。

Entrance

すると係員に止められ「ここからは別料金」だと言います。

Stream1

実は、温泉の川を挟んで対岸は、経営の異なる温浴施設(ラ・グロリア・トラントンゴ温泉)なのです。

Deep Pool

入場料は120ペソ(グルータス温泉経由の入場の場合は100ペソ)。

Tubs1

グルータス温泉はやや騒がしい印象がありますが、ラ・グロリア温泉には実に静かな空気が流れています。

Tubs3

グルータス温泉同様、ラ・グロリア温泉にはホテル、キャンプ場、レストランが完備されていますが、より小規模な施設で、川沿いの斜面にへばりつくように位置しています。

In Meditation

斜面を登るつれ、プライベート感のある小さな浴槽が数えきれないほど現れます。

Stream2

いずれへも38℃程度の源泉がふんだんに注がれています。

Tubs2

最上流に位置するのが、こちらの最も大きな浴槽。

Swimming

ジャングルの木漏れ日の下に、やや青みがかった湯をたたえ、息をのむような美しさがあります。

浴槽は、日本の一般的な露天風呂より深めに作られています。

しかし、湯に肩まで浸かり目の前の大自然に目を向けたとき、そこに漂う安らぎが、日本の露天風呂で感じるものと同種であることに気付きました。

Scenery from the Tub

露天風呂の本質とは、大地に湧き出る湯を利用した、温泉入浴の原風景を想起させる点にあるように思います。

だからこそ、豊かな緑に囲まれていたり、あるいは岩石を配置するなどの工夫により、入浴者に大自然を意識させることが、露天風呂特有の安らぎを演出することになるのだと思います。

La Gloria Tolantongo, カルドナル, イダルゴ州, メキシコ
私の好み [5/5]
日帰り入浴
宿泊
公式サイト あり

コメントを残す


Ken Springfield