アイザック・ヘイル・ビーチ・パーク温泉, ハワイ州

ハワイ島キラウエア火山は、世界で最も安全に溶岩を観察できる場所の一つです。

その周辺では、温泉が湧いています。

オーシャン・エントリー

通常、爆発的な噴火を伴い危険極まりない火山ですが、世界遺産のキラウエア火山は、溶岩の粘性が低いため比較的安全といわれています。

Lava Waterfall, Kilauea Volcano, Hawaii

Photo by Dhilung Kirat – Lava Waterfall, Kilauea Volcano, Hawaii (2017) / CC BY-NC 2.0

ハワイ式噴火の場合、火口から噴出した溶岩は溶岩チューブを形成して地中を流れることが多いため、ドロドロのそれを間近に観察できるのは、一般的に海岸線となります。

火山活動の活発な時期は、このオーシャン・エントリーに遭遇できるかもしれません。

アイザック・ヘイル・ビーチ・パーク温泉

現在オーシャン・エントリーの見られる可能性のある地点を、北東に約20km進むとポホイキという集落があります。

Trailhead

海岸はアイザック・ヘイル・ビーチ・パークという小さな公園になっており、サーフスポットであると同時に、ここからボートに乗って海から溶岩を眺めるツアーが催行されます。

温泉へは、赤い人家の前を通ってジャングルに入ります。

Seashore2

その前に、岩場に水たまりがあったので手を付けてみると…

Seashore1

温かい!

実は、キラウエア火山の地熱のために、周辺の地面が温まっているのです。

Trail

熱帯雨林を進むことわずか5分、溶岩の色を映して黒々とした湯をたたえる露天風呂を発見。

Pool

泉温は約35℃のぬる湯。

海水がやや混じっているようですが、温泉らしい鉱物臭も感じます。

Lava

浴槽の奥は溶岩チューブになっており、かつてはここで溶岩と海水が激しく衝突したのかもしれません。

来た道を振り返った時、およそ目に映るもので文明の所産といえるものは、自分の脱ぎ捨てた服ぐらいしかありません。

Scenery from the Pool

溶岩が冷えて固まった岩場に打ち付ける、荒波の音に耳を傾けていました。

Seashore2

1960年、町の真ん中が突然ひび割れ、そこから溶岩が噴出して以来、ここに温泉が湧きます。

地球を形作る壮大な時の流れの中で、この地が再びしゃく熱の溶岩に埋め尽くされることなど、ほんの一瞬の出来事でしょう。

私という存在は、溶岩の狭間を縫って温かい水にありつくヒト科ヒト属ヒトであり、それ以上でもそれ以下でもないことを受け入れることができました。

Isaac Hale Beach Park, パホア, ハワイ州, アメリカ
評価[3/5]
日帰り入浴
宿泊不可
公式サイトなし

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    Ken Springfield