ブライトンブッシュ温泉リトリート・アンド・コンファレンスセンター, オレゴン州

混浴(Clothing Optional)、ヨガ、瞑想、菜食主義といった、西海岸に多いニューエイジ系温泉の要素を網羅するブライトンブッシュ温泉。

日帰り入浴で、その独特な世界観を体験してきました。

メドウ・プール

オレゴン州を縦断するカスケード山脈は、まれに見る地熱地帯です。

アメリカ本土で発生した有史以来の火山噴火はほぼ全てカスケード山脈で発生しており、そこには温泉と、それをとりまく温泉文化が存在します。

Signboard

古くはアメリカ・インディアンによって利用されてきたブライトンブッシュ温泉は、ニューエイジの流れを汲むコミュニティによって70年代から維持されています。

といってもヒッピー・コミューンのような無法地帯ではなく、むしろ厳格に運営され、宿泊客・日帰り入浴向けに開放されています。

Path

日帰り利用は一日の入場がわずか20人に制限されており、Webサイトで残枠を確認したうえで電話予約する必要があります。

料金は最低23ドルから最高39ドル。

Lodge 1

値幅があるのは閑散期とか繁忙期とかありきたりな理由ではなく、驚いたことに、心づけです。

つまり、利用者はサービスに対する対価を自ら決定するのです。

Lodge 2

ロッジの中ではピアノの生演奏中。

人びとは何をするでもなく音楽に耳を傾け、スピリチュアルな雰囲気に私はいきなり圧倒されてしまいました。

Source of the Springs

ロッジに面した広場に、柵で囲われた源泉池があります。

施設で使われる温泉は全てここから供給され、湧出点の温度は82℃もの高温です。

Meadow Pools

Meadow(牧草地)プールと名付けられた三つの露天風呂は、源泉池から遠ざかるにつれ温度が高く設定されています。

こちらがNearプール、温度は38℃のぬるめ。

Near Pool

温浴エリアは全て混浴(Clothing Optional)です。

他の多くの施設では、そうは言っても水着を着用する人もいるわけですが、ブライトンブッシュではほぼ全員が全裸で、あっけらかんとしています。

Middle Pool

こちらはMiddleプール。

最も大きく、温度は40℃の適温。

Silent Pool 1

最奥に位置するのがSilentプールで、私語厳禁です。

42℃と(アメリカでは)熱めで、入浴者は瞑想にふけっています。

Silent Pool 2

湯は無色透明で、控え目な硫化水素臭を放ちます。

スパイラル・タブ

Danger Very Hot Water

オレゴン杉の森の中を散策していると、触れられないほど高温の源泉が流れていました。

それを源泉池に向かって遡ると、サウナがあります。

Photo by Robert Ashworth – Steam hut Breitenbush (2013) / CC BY 2.0

流出する熱水の真上に設けられ、圧倒的な地熱を実感できるおすすめのスポットです。

Bathhouse 1

ヨガのワークショップが行われているのを横目に森の中を進むと、古めかしい小屋が見えてきました。

バスハウスです。

Bathhouse 2

男女別の部屋の入ってすぐのところにシャワールームが並んでいて、その奥に一つだけ貸切風呂があります。

小さなクローフットタブはFirst-come-first-serve(先着順)で利用できます。

Bathhouse 3

ロッジのちょうど裏手に位置するのが、Spiral(らせん)タブ。

五つの小さな浴槽が円を描くように設置された露天風呂です(一つは水風呂)。

Spiral Tubs 1

私は、ここの湯にすっかり魅せられてしまいました。

新湯は、温泉ガスの気泡を伴って勢いよく投入されます。

Spiral Tubs 2

浴槽が小さく、湯の鮮度が格段に良く感じられます。

次回は宿泊で利用したい…

ブライトンブッシュの空気に、私はいつしか馴染んでいました。

Breitenbush Hot Springs Retreat and Conference Center, デトロイト, オレゴン州, アメリカ
私の好み [4/5]
日帰り入浴 可 (要予約、9:00 – 18:00)
宿泊
公式サイト あり

コメントを残す


Ken Springfield