メキシコ人におすすめのビーチリゾートを尋ねると、有名なカンクンよりプエルト・バジャルタを挙げる場合が多いように思います。
日本では知る人ぞ知るリゾート地、プエルト・バジャルタの裏山に、地元民でも知る人ぞ知る温泉が湧いています。
プエルト・バジャルタ
カリブ海沿岸のカンクンは言わずもがな世界的に知名度の高いビーチリゾートですが、メキシコにしては物価が高いのが玉にキズです。
同じく有名なアカプルコでは、麻薬絡みの抗争で治安が極度に悪化しています。
Photo by Santiago Almada – Puerto Vallarta (2012) / CC BY-NC 2.0
一方、ますます人気が高まっているのが、西海岸ハリスコ州に位置するプエルト・バジャルタ。
カンクンのように有名な遺跡が近くにあるわけではなく、ビーチの美しさもそこそこですが、のんびり、お安くバケーションを楽しむのには最適です。
リーズナブルな休日の過ごし方
アメリカ、カナダからの直行便も就航するプエルト・バジャルタ国際空港は、北側をアメカ川に接しています。
この川がハリスコ州とナヤリ州の州境になっています。
ナヤリ州に入ってアグアス・テルマレス・ヌエボ・イストランまで、片道1時間半ほどのドライブ。
道中は、山賊が出るんじゃないかと不安になるぐらいの悪路です。
橋の架かっていない浅瀬を三度ほど車で渡ります。
とはいえ私の日産マーチで何とか走破できたので、晴天ならトラックやSUVは必要ないと思われます。
ヌエボ・イストラン温泉は、深い森の中の知る人ぞ知るキャンプ場です。
敷地内には簡単な売店くらいしかありませんので、食事は持参してください。
原始的な雰囲気の更衣室で水着に着替えます。
プールの数は小・中サイズのものが合計20個程度。
グループ毎にプールを割り当てられるので、それ以外のプールに入ることはできませんが、赤の他人と同じプールに入ることもありません。
客層は地元民ばかりで、私のようなアジア人が紛れ込むと、全方位から話しかけられます。


椅子やバーベキューコンロを持参して、子供たちをプールで遊ばせながら大人たちはだらだらと談笑する姿が多く見られます。
一日一人当たりわずか40ペソ(約200円)で済みますので、リーズナブルな休日の過ごし方と言えましょう。
35℃程度のぬる湯がかけ流されています。
臭いはなく、うっすらと濁りを生じているようにも見えます。
のんびりと過ごす以外にこれといった観光の目玉がないプエルト・バジャルタでは、実に興味深いスポットです。
ホテルのスタッフやタクシーの運転手に聞き回っても「そんなの知らない」の一点張りですが、もったいない!
メキシコの他のビーチリゾートにない、プエルト・バジャルタならではの魅力の一つだと思います。
まとめ
Aguas Termales Nuevo Ixtlan, コンポステラ, ナヤリ州, メキシコ
私の好み
- 種類日帰り、宿泊(キャンプ場)
- ルール水着着用
- 塩素消毒無し
- 泉温~35℃