【バブルの遺産】四万十温泉 山みず木

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

バブル経済と温泉はどんな関係があるのでしょうか?

バブル期には各地でリゾート地開発が押し進められ、多くの温泉が掘り当てられましたが、その後に経営が行き詰まり放棄された場所も多いのです。

こちらの温泉はほぼ営業されることなく放棄された後、見事に再生され、四国ではほとんど見られない茶褐色の湯から、美しい海を一望できるのです…

四国の最果て

四国の温泉といえば夏目漱石の『坊ちゃん』の舞台となった道後温泉が有名ですが、それを除けば大規模な温泉地はほとんどありません。

それでも、個性的な温泉がところどころ点在しており、今回向かうのは四国の最果てともいえる、高知県南西部。

Shimanto river

Photo by cotaro70s – Shimanto river (2013) / CC BY-ND 2.0

四万十川が海に注ぐ付近の小高い丘の上に、南国リゾートのようにオシャレな建物があります。

バブル崩壊のあおりで10年近く放棄されていた施設ですが、再稼働にあたってうまく手を加えられ、外観にはその時代特有の箱物感は一切ありません。

Entrance

貸切風呂と男女別の露天風呂がありますが、今回は後者に入浴します。

受付から、薄暗いロビーを通り抜けて温泉棟へ。

Restaurant

この辺りがバブルの遺産でしょうか、古風で異質な雰囲気が漂っています。

鮮やかな茶色と深い青色

脱衣所を出ると、鮮やかな茶褐色の湯が目に飛び込んできます!

目線の先には大きなガラス窓を挟んで、四万十川と太平洋の青色があり、湯の色と美しいコントラストを成しています。

Open-air Bath (Front)

眺望を売りにした温泉は多いですが、浴槽に浸かった状態では何も見えないケースがほとんど。

その点、山みず木の眺望は優れた部類に入るでしょう。

Open-air Bath (Angle)

残念ながら浴槽へのかけ流し量は少なく、かつ源泉が26℃のため加温されています。

しかし、金気臭を伴う個性的な泉質と、美しい四国の海との対比には、欠点を補って余りある魅力があります。

まとめ

😆 ここがいいね!

四国ではほとんど見られない特徴的な泉質と、優れた眺望

😥 ここがあと一歩

つぼ湯でいいので、加温なしのかけ流し浴槽がほしい

山みず木, 四万十温泉, 高知県, 日本
評価
日帰り入浴 YES
宿泊 YES
公式サイト YES

そういえば…

山みず木から車で1時間。

世界でもまれに見るDIY(Do It Yourself)な温泉があります。

Sugaru Tennen Onsen

須賀留天然温泉, 黒潮町, 高知県, 日本

自分自身でポリタンクからドラム缶へ冷泉をくみ上げ、自分で薪をくべて、ようやく入浴することができます。

あらゆる開発から取り残されたこの原始的な温泉に浸かっていると、「国破れて山河あり」―そんな故事を思い出します。

ブログランキングに参加しています

コメントを残す