【可動式温泉砲】庄川湯谷温泉

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男湯と女湯は完全に分離すべきでしょうか?

夫婦やカップルで入浴する場合、お互いの声が聞こえるぐらいの方が、何かと都合がいいかもしれません。

ところが、こちらの温泉では可動式の「温泉砲」が男湯と女湯をつないでいるのです…

五箇山

合掌造りの集落が、岐阜県・白川郷と併せて世界遺産に登録されている富山県・五箇山。

Historic Village of Gokayama

Photo by cotaro70s – Historic Village of Gokayama (2013) / CC BY-ND 2.0

素朴な日本の原風景に出会うだけが目的なら、観光地化の進んだ白川郷を避けて五箇山をおススメします。

旅館業をやめた温泉旅館

五箇山の集落から車で40分。

「湯谷温泉」と大きく書かれたバス停から坂道を下ると、立派な日本家屋が現れます。

かつては湯治客でにぎわった温泉旅館ですが、個人の宿泊は現在受け付けていないようです。

日帰り入浴料金は500円ですが誰も管理しておらず、玄関に置かれた無人の箱の中に入れる性善説のシステム。

がらんとした廊下を端まで歩いた後、小牧ダムを左手に見ながら庄川の堤防を階段で下りていきます。

突き当りが、味のある浴場入口。

Entrance of the Bathhouse

この世に生を受ける前に、我々は同じような人生の岐路に立ったことでしょう。

男湯と女湯は完全な左右対称になっており、庄川の水面近くまでそれぞれ更に階段が続きます。

圧倒的な湯量

水害に耐えるためでしょうか、シェルターのように頑丈な浴室の壁。

ザアザアと激しい水音が響く浴室を見下ろすと、驚いたことに、浴槽の中に浴槽があります!

Front

正確にいうと、湧出量が多すぎて浴槽からあふれだした温泉が、洗い場まで満たしているのです。

湯口は、左上の砲弾状の物体。

先端の指先ほどの穴から、硫化水素臭を伴うぬる湯の源泉が、ジェットバスのように噴き出しています。

Angle

この「温泉砲」は男湯と女湯の壁を挟んでシーソーのように取り付けられており、男湯の湯口を下げるとたちまち女湯の湯口が上がり、大噴水となります。

うかつに触ると怒号が飛ぶだけですが、無機質な箱の中で男と女の奇妙な距離感を演出しています。

まとめ

😆 ここがいいね!

圧倒的な湯量と、男湯・女湯の距離感

😥 ここがあと一歩

なし

庄川 湯谷温泉, 砺波市, 富山県, 日本
評価
日帰り入浴 YES
宿泊 NO
公式サイト NO

そういえば…

浴槽の中にある浴槽といえば、こちらを思い出します。

Shumeikan

秀明館, 姥子温泉, 神奈川県, 日本

浴槽が3つに分割されているように見えますが、奥の一番大きな浴槽は岩間から湧出する源泉が激アツで入れません。

浴槽の中に浴槽を設けることで、泉温を調節しているのです。

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