【黒川のスゴさ】黒川温泉 耕きちの湯(廃業)

黒川温泉の何がスゴいのでしょうか?

優れた泉質、温泉街の雰囲気?

どちらも正解です。

しかし、1970年代までは世界の数ある温泉街と同様、ゴーストタウンのように寂れていたこの町が、日本屈指の温泉地へ変貌した歴史を知ってください。

まとめ


「耕きちの湯」は2018年5月をもって廃業しました。

自然の雰囲気

この美しい浴槽を見てください。

Open-air Bath

温泉街でたった一つの日帰り入浴専用施設、耕きちの湯の貸切露天風呂です。

黒川温泉の父とも呼ばれる、後藤哲也氏の追い求めたシンプルなテーマ「自然の雰囲気」がひしひしと伝わってきます。

これほどきれいに白濁し、火薬の燃えたような亜硫酸ガス臭を伴う泉質は黒川では珍しいのです。

Water outlet

露天風呂のわきには沢が流れており、静まり返った山間に沢のせせらぎが響き渡ります。

このように、自然を強く感じさせる露天風呂が黒川ではほぼ全ての旅館に備わり、「街全体が一つの宿 通りは廊下 旅館は客室」というキャッチフレーズどおり、温泉街の統一感を演出しています。

Natural ambience

入湯手形の功罪

黒川温泉のスゴさは、1986年より販売を開始した入湯手形で完成されます。

Onsen-hopping pass

この手形は1,300円で購入でき、温泉街の30ほどの旅館のうちどこでも3か所の露天風呂に入浴できます。

今となっては、同様の取り組みが多くの温泉地で模倣されていますが、それでも黒川が高い人気を誇っているのは、自然の雰囲気というテーマを街全体で訴求し続けているからでしょう。

黒川・湯布院温泉032

Photo by hiroooooki – 黒川・湯布院温泉032 (2010) / CC BY 2.0

近年の黒川温泉の課題は、入湯手形の高い人気により日帰り入浴客による混雑が発生していることです。

その点、耕きちの湯は手形の対象外となっており客が押し寄せることがなく、黒川温泉が目指してきた本来のテーマを理解しやすいといえます。

まとめ

ここがいいね!

寂れた温泉街の活性化へのヒントとなり得る、黒川温泉のスゴさに触れてほしい。

耕きちの湯は入湯手形の対象外のため落ち着いた雰囲気を保っており、自然の雰囲気を実感できる。

ここがあと一歩

 なし

耕きちの湯(廃業), 黒川温泉, 熊本県, 日本
評価[5/5]
日帰り入浴YES
宿泊NO
公式サイトNO

そういえば…

こちらの露天風呂は入湯手形で利用できます。

Ryokan Sanga

旅館 山河, 黒川温泉, 熊本県, 日本

耕きちの湯とは異なり、青みがかった湯の色はこの地域にさまざまな泉質の温泉が湧くことを意味しており、それも黒川温泉の魅力の一つです。

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