ホテル・アシエンダ・タボアダ温泉, メキシコ

サン・ミゲル・デ・アジェンデにはリタイアした多くのアメリカ人が年金生活を営んでおり、そのためかメキシコのどの街とも違う、洗練された空気が漂っています。

この街に湧く温泉は、ある意味でメキシコらしいものでした。


サン・ミゲル・デ・アジェンデ

世界遺産に登録されているサン・ミゲル・デ・アジェンデは、18世紀に手工業で発展を遂げたコロニアル都市です。

San Miguel de Allende

Photo by Jiuguang Wang – San Miguel de Allende (2013) / CC BY-SA 2.0

絶大な人気を誇る観光都市であると同時に、リタイアしたアメリカ人や芸術を志す留学生などが多く生活する、国際都市として知られます。

ホテル・アシエンダ・タボアダ温泉

サン・ミゲル・デ・アジェンデの旧市街から30分弱のドライブ。

Road to Hotel

人里離れた平原にその一軒宿はあります。

古めかしいものの可愛らしい雰囲気の客室は、サンミゲルの街の雰囲気と良く調和しています。

Guest Room

ホテルのレストランは、個人的には可もなく不可もなくといった印象です。

Restaurant

全ての客室に貸切の内風呂が付属しています。

窓一つない閉鎖的な空間に、無味無臭の湯が注がれます。Indoor Tub2

温度が定まらず、入る時間帯によって37℃前後で大きくばらつきがありますが、基本的にぬる湯です。

Downstream3

1階の客室のテラスを出ると、そこが露天風呂。

Downstream1

洗練された雰囲気の庭園に、3つの小さな浴槽が階段状に作られ、上から順に豊富な湯量が供給されています。

Downstream2

しばらく一番上の浴槽で湯を観察していましたが、どこか新鮮さに欠けるような気がしました。

Middle

気になって奥の長方形のプールを調べてみると…

何と、このプールの排水が先ほどの3つの浴槽になだれ込んでいたのです。

更に調査を重ねると、こちらの円形プールの排水が、長方形のプールに直結しています。

Upstream

浄水場の貯水槽のように味気ないこの浴槽に、最も鮮度の高い源泉が満たされていることになります。

なるほど塩素消毒も感じられず、泉温も40℃近くあるでしょう。

しかし、全ての浴槽に源泉を供給しない構造を採用するのであれば、最初の小さな浴槽にこそ湧出したての新鮮な湯を注いでほしいものです。

プールで水遊びに興じる人々の残り湯で湯浴みを楽しむことなど、できそうもありません。

このあたりの大らかさは、メキシコならではといったところでしょう。

Hotel Hacienda Taboada, サン・ミゲル・デ・アジェンデ, グアナファト州, メキシコ合衆国
評価[1/5]
日帰り入浴不可
宿泊
公式サイトあり

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Ken Springfield